今、カナダを選ぶ3つ理由

なぜカナダを選ぶのか?

そんな疑問を持たれてここを訪れられた方々は、旅行、留学、ワーキングホリデー(ワーホリ)、移民やそれ以外でも様々な理由があってのことだと思う。日本から飛び出して新たな経験をしたい、またはしようとされているあなたは今から向かう旅路に向けて準備と情報収集をしていてここに辿りついたのであろう。はじめに注意していただきたいのがこのブログで見つけられる情報はあくまで個人の経験からくるものであると言うことである。ここに限ったことではないが、何か知りたいことがあれば積極的に質問してほしい(ここのサイトにもいつでも質問できる場所を設けて、皆さんが必要な情報を共有できるように発信したいと思っている)。

今回は2023年現在カナダ、トロントに住んでいる私がカナダを移民先に選んだ理由をご紹介する。

カナダをおすすめする理由

  1. 世界で通用する英語が話されている

    ご存知の方も多いだろうが、カナダの公用語は英語とフランス語である。ここで話すのはフランス語圏であるケベック州以外のカナダの州に訪れる方のみが対象である。

    日本でも義務教育で必修になっている言語でもあるので、すでに会話に問題のない方にとっては言語習得から始める必要がないので英語が公用語であることは便利であると思う。また自分自身の英語がまだ不十分だと思われている方も他の言語に比べれば比較的馴染み深いだろう。更にここで習得できれば、今後多くのことに役に立つ。例を挙げるとするなら情報収集である。Google検索やTwitter、または研究論文などにおいても英語の方が圧倒的に多くの情報が手に入るためいざ必要になった時にかなり有利になるため、英語が理解できて損はないだろう。

    また人によっては先ほど述べた情報収集方法等と通して、逆に情報発信する方もいると思う。その際も非常に多くのターゲットに届けられると言う意味では大きな利点になりえる。

  2. 多種多様、見た目を気にしない

    次にカナダの周りの環境についての良いところを挙げる。のちにも取り上げるが、カナダは海外人材を取り入れることに積極的で移民の数がかなり多い。オンタリオ州公式発表によると2021年に65,000人以上の移民を受け入れていて、人口増加に大きく貢献している。

    カナダではこちらの環境に合わせると言うよりも各々の文化をそのまま持ち込んで暮らしている人々も多い。そのためか服装や見た目を気にする人は多くないので、きっちりした見た目が好きな人はそのままでも良いし、リラックスした服装が好みの人はそれもまた受け入れられるだろう。人種差別にしても、もちろん共通認識としてダメであることは前提としても国によってはジョークだと思って様々なことを言ってくる国もある中、カナダは比較的避ける傾向にある。中には全く話題に出さないケースが多いと個人的に思う。

    そのため、個人の自由であるが自分の出身については全く話さずに会話を進めることもありだし、日本出身であることを全面に出して話題作りにすることもありだと思う。どちらにしても自由があることは非常に気が楽だと思う。

  3. 海外人材を取り入れることに積極的

    前述した通り、カナダは海外人材を受け入れることに積極的である。元々移民国家なので海外から優秀な人材を受け入れることに何の躊躇もないのだろう。

    海外に行きたいと思って調べられている皆さんにとってはそもそもそこに滞在できるのか否かは大きな問題であろう。多くの人気な入国条件が厳しい国は、多くあるがカナダは日本のパスポートを持っていて、オンラインでETAを取得すれば6ヶ月は滞在できるし、18から30歳ならワーホリ、それ以外にも様々な選択肢がある。

    カナダも移住先として人気なので2023年以降どうなるかはわからないため常に最新の情報を調べるもしくは専門家に相談する必要はあるが、移住のしやすさというのはカナダのいいところの一つである。

デメリット

  1. 治安の心配

    日本人の方ならご存知かと思うが、日本は非常に治安の良い国である。かナダも世界的に見ると治安が良い国であるが、日本と比較すると見劣りする部分がある。

    カナダのどこに住むかによって大きく変わってくるが、アメリカの国境に近い地域(つまり多くの人が住みたいエリア)では銃犯罪も増えてくる。こういった犯罪は日本人には馴染みが少ないし、余計に気をつけていきたい。

    次に心配なのがマリファナやホームレスの存在だ。 2018年以降カナダでは娯楽用のマリファナが合法化されている。私がここでずメリットとして挙げている理由は街中で稀にマリファナの臭いがすることがあることである。日本でも時よりタバコ臭い人がいると思うが、それ以上に不快である。この記事を読んでいられる方に心配していただきたくないのは、いくら合法化されているからといって全ての人が使用している訳ではないということだ。カナダ政府も人々に勧めるために合法化したのではなく、既に横行していた違法使用を制御するための処置であることをご理解いただきたい。また日本人はカナダにいたとしても使用を禁止されていることを再度確認していただき、しっかりと知識を持って対処していただきたい。

  2. 冬の寒さ

    カナダは寒い国である。カナダ国土の中でも南にあるトロントですら、北海道より緯度が高く、北部に位置する。もちろんそれだけが寒い原因ではないが、冬はWikipediaのトロントのページによると最大氷点下20度まで下がることもあるようだ。だが、私の体感では-10°C以下になることは年に数日だし、建物や設備もそれを見越した設計になっているので、思っているほど困ることはないであろう。私は日本に住んでいた頃のほうが家で寒い思いをすることのほうが多かった。

  3. 日本との時差

    日本との時差は人によってはデメリットになるかもしれない。オンタリオ州を例にとって挙げれば日本との時差は、夏季は13時間、冬季は14時間にもなる。近年は時間変更に対する身体への影響や時間変更による早朝の交通事故率増加などを理由に Daylight Saving Time(サマータイム)は廃止を検討する動きも出ている。この制度に関しては一長一短だが私個人的には廃止になって混乱することがなくなってほしい。それでも約半日以上の時差があることになるため、日本にいる家族や仕事などと連絡を頻繁に取る方は調節が必要になってくる。

最後に

今回は私個人がなぜカナダを選んだのかを紹介させていただいた。私にとって生活のしやすさというのは言語であったり、周りの人々や環境が大きく影響すると思う。日本も含め完璧な居住地というのは無いと思うし、長所もあれば短所もある。それらを比較して今の自分の状況でどれがベストか検討していただきたい。この記事がその比較検討の情報集めの一助になれば幸いである。

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