カナダと日本のレジュメの5つの違い

カナダに引っ越しても仕事探しを始めるのであればまず必要になるものはレジュメ(Rèsumè)、日本でいうところの簡易的な履歴書にあたるものです。業界や職種によって様々な違いや共通点はあると思いますが、私が気づいた日本とカナダのResumeにはいくつかの違いを紹介します。

1. 書式とページ数

日本のResumeは通常A4、2ページかA3サイズのもので、学歴や職歴、自己PRなど詳細な情報を記載する傾向があります。

一方、カナダでは、A4もしくは北米で一般的なレターサイズと呼ばれるサイズ、1〜2ページ程度のコンパクトなResumeが一般的です。個人情報や経歴を簡潔にまとめ、重要なポイントに焦点を当てることが求められます。

2. 写真の添付

日本の場合、写真添付が一般的です。写真も一般的には事前に用意した服装で撮影されたものを使用されることが多いと思います。

カナダのResumeには写真を添付してはいけません。人種や外見に基づく差別を避けるためです。住んでいる人々の多様性が多いカナダならではの考え方ですね。写真が載っているとその時点で選考から外されてしまう可能性が高いため、控えた方が良いでしょう。


3. 職務経歴の詳細さ

日本の履歴書では詳細な職務経歴を記載しますが、業務内容や役割に焦点を当てる傾向があります。

カナダのResumeでは、職務経歴を具体的に記載し、過去の業績や実績に重点を置くことが大切です。達成した成果や目標を数字と具体的な事例として示すことで、雇用主にアピールします。

4. フォーマットの自由度

日本では一般的に取り決められた標準的なフォーマットを使用することが好まれます。店舗にて販売されているものを購入し、それらに記入して作成することが多いと思います。

しかし、カナダのResumeでは、自由なフォーマットを使用することが一般的です。個性的で独自性のある見た目にする必要はありませんが、インターネット等で見つけられるテンプレートを参考に見やすく分かりやすいレイアウトを心掛けると良いでしょう。

5. 言語スキルの評価

日本のResumeにおいては、外国語スキルよりも、業務に必要な専門知識や資格の有無が重要視される場合があります。カナダのResumeでは、母国語以外の言語スキルを示すことが重要視されることがあります。特に英語能力はカナダの多文化社会において重要な要素となります。言語能力が重視される職種では特に記載した方が良いでしょう。

最後に

これらの違いを理解し、カナダの企業に応募する際には、それぞれの要件に合った適切なResumeを作成することが重要です。カナダのResumeはフォーマットの自由度が高い分、自身の得意分野を強調したりするなどの創意工夫が可能です。自分のスキルと経験を最大限にアピールできるように工夫してください。

以上です。ここまでお読みいただきありがとうございます。

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