カナダ・オンタリオ州運転免許取得ガイド(運転免許切り替え方法)
トロントの交通の様子
トロントやオタワなどの都市のみではなく、オンタリオ州にはナイアガラの滝やブルーマウンテンをはじめとした遠隔地にも様々な観光地があります。オンタリオ州で運転するには日本の自動車免許証だけでは運転できません。ご自身の車やレンタカーなどで運転が必要なあなたのためにオンタリオ州で有効な運転免許証を取得する方法をご紹介いたします。
対象の方
日本やその他海外の免許を持っていてオンタリオ州で運転したいと思っている
オンタリオ州に行く前に国際免許取得が必要か迷っている
オンタリオ州で初めて運転免許を取ろうと思っている
目次を用意しまたので当てはまる箇所に飛んでご覧になってください。
1. オンタリオ州の免許証の種類
オンタリオ州では、車両の種類や使用目的に応じて、さまざまな免許クラスがアルファベット順にAからGとMと設定されています。ここでは、一般的な車両運転に関連する主要な免許クラスについて詳しく説明します。普通車を運転される予定の方は主にクラスGが関係してくるのでそれ以外の部分は読み飛ばしてもらっても問題はありません。
クラスG(一般車両向け)
クラスGは、オンタリオ州で最も一般的な免許クラスで、普通車、バン、小型トラックを運転するための基本的な免許です。総重量が11,000kg以下の車両を運転できます。クラスGには段階的な免許制度があり、以下の2つのサブクラスがあります:
クラスG1: 初心者向けの免許で、筆記試験と視力検査に合格することで取得できます。運転時には4年以上の経験を持つ免許保有者の同乗が必要です。
クラスG2: G1取得後12ヶ月(認定ドライバー教育プログラムを修了した場合は8ヶ月)で申請可能です。路上試験に合格するとG2を取得でき、独立して運転が可能ですが、一部の制限があります (Click2Drive) (Gold Star Driving)。
クラスM(オートバイ向け)
クラスM
クラスMは、オートバイやモペッドなどの二輪または三輪の車両を運転するための免許です。クラスMにも段階的な免許制度があり、以下のサブクラスがあります:
クラスM1: 筆記試験に合格することで取得できますが、昼間のみ運転可能で、乗客の同乗は禁止されています。
クラスM2: M1を取得後60日以上経過し、路上試験に合格するとM2を取得できます。一定の制限があります (Click2Drive) (Gold Star Driving)。
その他の免許クラス
ここでは詳細を割愛しますが、オンタリオ州には商用車両や特殊車両向けの免許クラスも存在します。例えば、クラスAはトラクタートレーラーなどの大型車両向け、クラスDは小型トラック向け、クラスBはスクールバス向けなどがあります。これらの免許クラスについては、特定の職業や車両に応じた要件が設けられています。
2. 日本の免許からの切り替え方法
切り替えの対象者
有効な日本の普通運転免許証を持っている
免許の取得から2年以上経過している
手続きの大まかな流れ
日本領事館から免許証の抜粋証明書を発行してもらう
運転免許センターもしくは ServiceOntarioへ行き、免許証の発行の手続きをする
自宅へ郵送される免許証を受け取り、手続き完了!
1.日本領事館から自動車運転免許証の抜粋証明書を発行してもらう
ダウンタウントロントにある在トロント日本総領事館で必要書類を用意した上で自動車運転免許証の抜粋証明書の発行手続きを行います。発行手続きするには下記の方法があります:
領事館に直接行き、申請書を記入した上で行う
当該ウェブサイトにてオンライン申請を行う
直接訪れて、手続きするには必要書類とともに現金で20ドル必要になります(2024年8月時点)。
必要な書類
日本のパスポート
日本の運転免許証
2. 運転免許センターもしくは ServiceOntarioへ行き、免許証の発行の手続きをする
手続きは、DriveTest Centre(運転免許センター)もしくは ダウンタウントロントにあるServiceOntario (サービスオンタリオ)Bay and College支店で行う必要があります。
ダウンタウントロント(777 Bay Street Lower Level, Toronto, ON M7A 2J3)
トロント北部(37 Carl Hall Rd, North York, ON M3K 2E2)
トロント西部(Centenial Park Plaza, 5555 Eglinton Ave W Unit E 120-124, Etobicoke, ON M9C 5M1)
トロント東部(1448 Lawrence Ave E #15, North York, ON M4A 2V6)
必要な書類
日本の免許証
免許証の抜粋証明書(領事館で取得したもの)
日本のパスポート
住所を確認できるもの(学校関係書類、銀行書類など)
当日は、行く場所によって流れが異なると思いますが、受付に並び案内の通りに書類を記入した上で視力検査、免許証用の写真撮影、手数料約90ドル(変更の可能性あり)の支払いをします。どこのセンターを選んでも長時間並ぶことが予想されますので、予定に余裕のある時に行くことをおすすめします。
3. 結局、国際免許証は必要か?
オンタリオ州での運転免許証の必要性は、滞在期間や状況によって異なります。
以下に、オンタリオ州の免許証が必要な場合と国際免許証で十分な場合を説明します。
国際免許証で十分な人
短期滞在しない場合(観光や一時的な訪問)
滞在期間が3ヶ月未満であるの場合
すでに国際運転免許証を所持している場合
この場合、日本の運転免許証と国際運転免許証を携帯することで、オンタリオ州内で合法的に運転することができます。
オンタリオ州の免許証が必要もしくは取得をおすすめする人
オンタリオ州の永住者(永住権の取得)となった場合
滞在期間が3ヶ月を超える場合
学生ビザや就労ビザで長期滞在する場合
オンタリオ州で車を購入し、登録する予定がある場合
これらの状況では、オンタリオ州の運転免許証を取得する必要があります。日本の運転免許証を所持している場合は、以下の条件で免許証の切り替えが可能です(上記に切り替え方法を解説しています):
日本の免許取得後2年以上経過している場合、試験なしでG免許(一般免許)に切り替えられます。
2年未満の場合は、G2ライセンスの取得から始める必要があります。
日本とオンタリオ州、運転時の注意点
運転習慣の違い
右側通行
日本とは異なり、カナダは右側通行です。交差点での右左折時に特に注意が必要です。
交通ルールの違い
一時停止の完全停止や交差点での優先順位(先に停車した車が先に行く)
スクールバスが停車している際は子どもが飛び出してくる可能性があるため追い越し禁止
緊急車両が来ている時は中央分離帯がない限りは対向車線でも停止
気象条件への対応
冬季の雪道運転
急激な天候変化への準備
その他の注意点
飲酒運転の厳罰化
オンタリオ州では飲酒運転に対する罰則が非常に厳しいため、絶対に避けるべきです。
携帯電話の使用制限
運転中の携帯電話の使用は禁止されています。ハンズフリー機器の使用も制限があります。
シートベルトの着用義務
後部座席も含め、全ての乗員にシートベルトの着用が義務付けられています。
速度制限の遵守
市街地や学校区域など、場所によって速度制限が異なるため注意が必要です。
駐車規則の理解
路上駐車の規則や、冬季の除雪時の駐車制限などを理解しておく必要があります。
これらの点に注意を払うことで、オンタリオでの安全な運転が可能になります。また、オンタリオ州の交通ルールや標識についても予習しておくことをお勧めします。