カナダ、トロントの電車やバスの乗り方まとめ
トロントの公共交通機関は、世界的には充実したネットワークと便利なサービスで知られています。主要な公共交通機関は、Toronto Transit Commission(TTC)によって運営されており、サブウェイ(地下鉄)、バス、ストリートカー(路面電車)などのさまざまな手段を提供しています。
Subway(地下鉄)
トロントの地下鉄は、便利な移動手段であり、ダウンタウンから市内のさまざまな地域にアクセスすることができます。路線は2024年11月時点で運行している路線が3線あり、それぞれの路線に通過するエリアの名前と数字が振られていますが、日常的には路線図に書かれているラインの色で呼ばれることが多いです。主要な駅には、他社の公共交通機関の乗り換えの中心でイエローラインの折り返し地点でもあるUnion(ユニオン)駅やそのイエローラインともうひとつ長距離を走る路線のグリーンラインの乗り換えができるBloor-Yonge(ブロアヤング)駅やSt. George(セントジョージ)駅などがあります。地下鉄は比較的頻繁に運行されており、ピーク時には混雑することもあります。しかし、以下で紹介する他の2つと比較すると時間通りかつ速く目的地に辿り着くことができ、一般的に信頼性が高いと言えます。とはいえ、アクシデントやトラブルによる遅延やメンテナンスによる徐行運行など日本の大都市から来られた方は少しストレスに感じることもあるかもしれません。現地の住民もこれらをよくあることだと認識して約束の時間に遅れたりすることを責められたりすることも少ないのであまり心配しすぎないことも大切です。またこれらの路線以外にも現在建設中の路線もあり、トロント市内の地下鉄は今後も徐々に拡大していくと思われます。
サブウェイの乗り方
日本と同様に改札から乗車場に入ります。改札の位置は地上もしくは地下にあり、駅によって異なりますが、多くの駅の入り口にTTCの赤いロゴの看板がありますので迷わずに入場できます。入場の際は右側にカードをタップする場所があるのでそこに後述するPrestoやクレジットカードをタップします。日本の改札に比べると少しだけ時間差があるので急ぎすぎで引っかからないようにしてください。出場する場合は特にタップは必要なく、近づくと自動でゲートが開きます。改札は入出場が共通になっていることが多いです。どちらが優先かなどのルールはないので周りをみて鉢合わせにならないように気をつけてください。
TTC Bus(バス)
バスは、トロントでの交通手段として非常に重要です。バス路線は市内全体に広がっており、市内のほとんどの地域に到達することができます。TTCのバスは、日中から深夜まで頻繁に運行されており、バス停は市内各所に配置されています。バスは通常、地下鉄や路面電車の運行休止時の代替手段としてもよく利用されます。バスは渋滞に左右されることもあり、利用する時は遅れを想定に入れておかなければなりません。バス内は前方が青の優先席、中央から後方にかけて赤の普通席に分かれています。
TTCバスの乗り方
乗車時にドアの近くの黒と黄緑の機械にカードをタップすることで支払いができます。降車時はタップする必要はありません。基本は運転手側の前方ドアから乗車、後方ドアから降車ですが、必ずではありません。混雑時や車椅子などの補助が必要な方が乗車する場合はそれ以外の人は後方から乗るよう運転手から指示されることがあります。TTCバスは乗車後座る間もなく動き出すことが多いです。必ずどこかに掴まるようにしましょう。降車を希望する際は、手すりについている赤いボタンを押すか窓際にある長いケーブルを軽く引いてください。中央上部にあるStop Requestedのサインが点灯することで次の乗降車場で停止してくれます。乗車時と同様にあまり待ってくれないので中には停車する前に立ち上がる人もいます。その際は転倒しないように気をつけてください。前方のドアは自動で開閉しますが、後方のドアは黄色の手すりを押すことで開く半自動タイプです。冬は寒いカナダならではでしょうか。ドアが開かなくて戸惑っている観光客の方を多く見るので、しっかりと慣れておいた方が良いと思います。
Street car(路面電車)
トロントの路面電車は、ストリートカーと呼ばれる路面電車は都市の象徴的な交通手段です。主にダウンタウン地域の中心部をカバーしており、観光客にも人気があります。ストリートカーは都市の中心部を走っているため交通渋滞に影響を受けることが多いですが、乗り降りの簡便さからダウンタウンエリアの交通手段として便利です。
Street Carの乗り方
乗り方はバスと非常によく似ておりますが、ストリートカーは車道の中央、停留所が歩道にある場合は一般車がルールを守らずに侵入してくることがありますので、車道に出る際は十分に気をつけてください。降車時も同様です。
乗り換えと支払い
TTCの公共交通機関は、トロント市内の多くの地域にアクセスできるため、観光客や地元の人々にとって便利な選択肢となっています。また、TTCの乗り換えシステムも発展しており、乗り換えに便利な駅やバス停が多くあります。運賃の支払い方法については現在のところ、現金、もしくは日本で言うPASMOのようなICカードのPresto、 ICチップが内蔵しているデビット、クレジットカードによる支払いが可能です。Prestoの詳細については後述しますが、基本的にTTCの支払いは乗車時の1回のみ支払う仕組みで最初の支払い時以降は2時間の無料乗り換えが適用されます。したがって距離に関わらずTTCの範囲内であれば金額は一定ということになります。また現金支払いの注意点としては、運賃がわずかながら高いことに加えてお釣りをもらえないということです。なので、現金での支払いを予定している場合は、細い小銭を用意しておくか、多めに払うことになります。また現金支払い時の乗り換えはバスの運転手さんからもしくは駅の機械で乗った時間が書かれたチケットをもらって乗り換え時に見せる仕組みになっているので受け取りを忘れないようにしてください。
PRESTO card
日本の交通決済カードと同様にトロント周辺都市部の公共交通機関は、移動の利便性を高めるためにPresto(プレスト)カードの導入も行ってます。日常では単にPrestoと呼ばれることが多いです。TTC駅やShoppers Drug Martの窓口やキヨスク、専用のアプリを使って事前にチャージして利用することができます。特にアプリではクレジットカードなどを登録・設定することにより残高不足を自動的に避けることができるので使用方法を事前に確認して置くことをお勧めします。またPrestoの定期券(Monthly Pass)は、値段は張りますが、長期的に滞在し、かつ平日は通学や通勤、加えて休日もTTCを利用する人にはお得になるので、その場合にはぜひとも購入した方が良いと思います。こちらもアプリから購入・設定が可能です。(TTCの運賃:https://www.ttc.ca/Fares-and-passes)
デビット・クレジットでの支払いの利点
2024年から支払い機の総入れ替えで普段の支払いでのカードが可能になりました。観光の方や超短期での滞在の方はわざわざPrestoを設定せずともPrestoと同じ料金、利便性を享受できるようになりました。Free Transferも同様に利用できますが、必ず同じカードを使用するように気をつけてください。
Apple Pay
2024年夏からPrestoをiPhoneやApple Watchに追加できるようになりました。既存のカードを移行したり、新規作成もiPhone上でできます。また前述のデビット・クレジットでの支払いでApple Payを使用することも可能です。
(PrestoをApplyPayで利用する方法:https://www.prestocard.ca/en/about/presto-in-mobile-wallet/apple)
以上がトロントにおける主な公共交通機関の紹介でした。そのほかの市と接続するGO Trasitやその市独自の運行会社が存在し、そこでもPrestoが使って移動ができますので必要に応じて調べておくことをお勧めします。カナダを訪れ、滞在するほとんどの方々にとって避けては通れない公共交通機関の使用についてでしたので今回紹介させていただいたこと以外にもわからないことがあるかと思いますので、その場合は質問していただけると幸いです。